エコカー減税って何?(平成29年最新情報)

エコカー減税って何

エコカー

 

国が定める排出ガス規制と燃費基準をクリアした車は税金の優遇を受けることができます。これをエコカー減税と言います。

 

優遇を受けられる税金は3つあり、自動車取得税、重量税、自動車税です。

  • 新車購入時にかかる自動車取得税
  • 新車購入時にかかる自動車重量税
  • 新規登録の翌年の自動車税

 

新車購入の際にというのがポイントでエコカー減税対象の中古車を購入した場合には減税の適応を受けられません。(環境基準や適用期間によって受けられることもあります。)

 

今、受けられるエコカー減税の適用期間と対象車

 

エコカー減税の制度は数年ごとに内容の改訂が行われています。

 

今回、新たに平成29年度から適用される内容としては平成29年5月1日以降に新車登録する車と平成30年5月1日以降に新車登録する車では減税率が異なることです。

 

例として「H32年度燃費基準+30%達成車」の車を平成29年5月1日〜平成30年4月30日の間で
登録すれば自動車取得税と自動車重量税は免税されます。

 

しかし、平成30年5月1日〜平成31年4月30日の間で
登録すれば自動車取得税が80%減、自動車重量税が75%減までに落ちてしまいます。

 

 

適用期間と減税対象の税金

 

取得税:2017年4月1日〜2019年3月31日までに新車を購入した場合
重量税:2017年5月1日〜2019年3月31日までに新車を購入した場合
自動車税:2019年3月31日までに新車を取得する場合

 

自動車取得税の免税対象車(環境基準)

 

国が定める排出ガス規制と燃費基準をクリアしている車は
新車購入時または中古車購入時(条件あり)の際に自動車取得税が免税されます。

 

  • 中古車の自動車取得税についてはこちら
  •  

    自動車取得税減税

    適用年度

    平成29年4月1日〜平成30年3月31日

    平成30年4月1日〜平成31年3月31日

    対象車

    優遇税率

    対象車

    優遇税率

    • 電気自動車
    • 燃料電池自動車
    • プラグインハイブリッド車
    • クリーンディーゼル車

    (平成32年度燃費基準+50%達成車)

     

    非課税

     

    (取得税はかかりません。)

     

    • 電気自動車
    • 燃料電池自動車
    • プラグインハイブリッド車
    • クリーンディーゼル車

    (平成32年度燃費基準+50%達成車)

     

    非課税

     

    (取得税はかかりません。)

     

    ガソリン車
    ハイブリッド車

     

    H32年度燃費基準+40%達成車

    非課税

     

    (取得税はかかりません。)

     

    ガソリン車
    ハイブリッド車

    H32年度燃費基準+40%達成車

    非課税

     

    (取得税はかかりません。)

     

    H32年度燃費基準+30%達成車

    非課税
    (取得税はかかりません。)

    H32年度燃費基準+30%達成車 80%
    H32年度燃費基準+20%達成車 60% H32年度燃費基準+20%達成車

    60%

     

    H32年度燃費基準+10%達成車 40% H32年度燃費基準+10%達成車

    40%

     

    H32年度燃費基準 達成車 20% H32年度燃費基準 達成車 20%
    H27年度燃費基準+10%達成車 20% H27年度燃費基準+10%達成車 免税なし

     

    自動車重量税の免税対象車(環境基準)

     

    自動車重量税にも免税はあります。

     

    これも取得税と同様で国が定めた排出ガス規制と燃費基準をクリアした車に対して
    「免税」「75%軽減」「50%軽減」「25%軽減」の内1つが適用されます。

     

    軽減されるのは「本則税率」からで50%軽減であればエコカーではない車と比べると7割くらい安くなっています。

     

    自動車重量税は新車を購入したとき(新車新規登録)と最初の車検のときに免税されます。

     

     

     

    自動車重量税 減税

     

    適用年度

    平成29年5月1日〜平成30年4月30日登録分

    平成30年5月1日〜平成31年4月30日登録分

    対象車

    優遇税率

    対象車

    優遇税率

    新車新規登録

    1回目車検

    新車新規登録

    1回目車検

    電気自動車
    燃料電池自動車
    プラグインハイブリッド
    クリーンディーゼル車

    非課税

     

     

     

     

    非課税

     

     

     

    電気自動車
    燃料電池自動車
    プラグインハイブリッド
    クリーンディーゼル車

    非課税

    非課税

     

     

     

    H32年度燃費基準+50%達成車 H32年度燃費基準+50%達成車
    H32年度燃費基準+40%達成車 H32年度燃費基準+40%達成車 免税なし
    H32年度燃費基準+30%達成車

     

    免税なし

     

    H32年度燃費基準+30%達成車

    75%

    H32年度燃費基準+20%達成車

    75%

    H32年度燃費基準+20%達成車

    75%

    H32年度燃費基準+10%達成車

    50%

    H32年度燃費基準+10%達成車

    50%

    H32年度燃費基準 達成車

    25%

    H32年度燃費基準 達成車

    25%

    H27年度燃費基準+10%達成車

    25%

    H27年度燃費基準+10%達成車

    免税なし

     

    例えば、ガソリン車・ハイブリッド車ではどのような車種が非課税になるのかですが、トヨタでは現在新車で販売されているアクア・プリウスなどのハイブリッド車は「平成32年度燃費基準+50%達成車」となるので最大限免税の優遇を受ける事ができます。

     

     

    車両重量

    新車新規登録時 自家用

    エコカー減税適用

    本則税率

    エコカー減税適用なし

    免税

    70%減税

    50%減

    20%減

    0.5トン以下

     

    免税

     

    1,800円

    3,700円

    5,600円

    7,500円

    12,300円

    1トンまで

    3,700円

    7,500円

    11,200円

    15,000円

    24,600円

    1.5トンまで

    5,600円

    11,200円

    16,800円

    22,500円

    36,900円

    2トンまで

    7,500円

    15,000円

    22,500円

    30,000円

    49,200円

    2.5トンまで

    9,300円

    18,700円

    28,100円

    37,500円

    61,500円

    3トンまで

    11,200円

    22,500円

    33,700円

    45,000円

    73,800円

     

     

    自動車税の減税

     

    毎年支払う自動車税にも「減税」の特例があります。

     

    グリーン化特例と呼ばれるもので環境負荷の少ない自動車には税額を軽減する一方、古い車など環境負荷の大きい車には税率を重くする特例です。

     

    適用年度

    平成29年4月〜平成31年3月

    対象車

    優遇税率

    • 電気自動車
    • 燃料電池自動車
    • 一定の天然ガス自動車
    • プラグインハイブリッド
    • クリーンディーゼル車

    75%

    H32年度燃費基準+30%達成車

    50%

    H32年度燃費基準+10%達成車

    25%

     

     

    軽自動車税の減税

    適用年度

    平成29年4月〜平成31年3月

    対象車

    優遇税率

    • 電気自動車
    • 天然ガス自動車

    75%

    H32年度燃費基準+20%達成車

    50%

    H32年度燃費基準 達成車

    25%

     


    減税を受けられるのは1回だけ?

    エコカーに乗っていれば、毎年エコカー減税を受けられるんでしょ!

     

    と勘違いしている人もいますが基本的には1回のみとなります。

     

    ただし条件を満たすと「自動車重量税(※1)」が減税になる対象車もあります。

     

    ※1 新車新規登録時に自動車重量税の免税を受けた車両については、1回目の車検の時も免税されます。
    ただし、乗用車については、平成17年排ガス規制75%低減又は平成30年排ガス規制50%低減を満たし、かつ、平成32年度燃費基準+40%以上を達成している車両のみ免税となります。

     

    減税のまとめ

    • 自動車取得税の減税は新車購入時または中古車購入時(条件あり)に対象
    • 自動車税は初年度のみ対象
    • 自動車重量税は新車新規登録のときと最初の車検(条件を満たす車)のとき

    中古車はエコカー減税を受けられるの?

     

    基本的にエコカー減税を受けられるのは「新車」ですが中古車がエコカー減税を受けられないというとそうではありません。

     

    では、どのような中古車にエコカー減税が適用されるのかご紹介します。

     

    中古車にエコカー減税が適用されのは「自動車取得税」と「自動車重量税」の2つです。

     

    自動車税は中古車を取得したときにはエコカー減税の対象とはなりません。

     

    中古車の自動車取得税が減税の対象になる場合

     

    中古車を購入したときにもエコカー減税(自動車取得税)の対象となる車はあります。

     

    どのような車が自動車取得税の減税を受ける事ができるのかというと

     

    • 平成29年4月1日〜平成30年3月31日の間に登録した中古車
    • 平成30年4月1日〜平成31年3月31日の間に登録した中古車

     

    で以下の環境基準と燃費基準を満たしている自動車です。

     

    これに該当すると自動車取得税を最高で45万円控除を受けることができます。

     

     

    平成29年4月1日〜平成30年3月31日までに登録した中古車

    対象車

    減税の内容

     

    • 電気自動車
    • 燃料電池自動車
    • 天然ガス自動車

    (平成21年排ガス規制NOx10%以上低減
    又は平成30年排ガス規制適合)

    • プラグインハイブリッド車
    • クリーンディーゼル車

    (平成21年排ガス規制適合又は
    平成30年排ガス規制適合)

     

    取得価格から45万円控除

    ガソリン車・LPG車
    (ハイブリッド車を含む)

    排ガス性能

    (どちらかを満たす)

    燃費性能

    平成27年度燃費基準

    平成32年度燃費基準

    達成 +5% +10% 達成 +10% +20% +30% +40%
    平成17年排ガス規制75%低減 平成30年排ガス規制50%低減 減税適用なし 取得価額から5万円控除 取得価額から15万円控除 取得価額から15万円控除 取得価額から45万円控除

     

     

    平成30年4月1日〜平成31年3月31日までに登録した中古車

    対象車

    減税の内容

     

    • 電気自動車
    • 燃料電池自動車
    • 天然ガス自動車

    (平成21年排ガス規制NOx10%以上低減
    又は平成30年排ガス規制適合)

    • プラグインハイブリッド車
    • クリーンディーゼル車

    (平成21年排ガス規制適合又は
    平成30年排ガス規制適合)

     

    取得価格から45万円控除

    ガソリン車・LPG車
    (ハイブリッド車を含む)

    排ガス性能

    燃費性能

    平成27年度燃費基準

    平成32年度燃費基準

    達成 +5% +10% 達成 +10% +20% +30% +40%

     

    平成17年排ガス規制75%低減

     

     

    平成30年排ガス規制50%低減

     

    減税適用なし

    取得価額から5万円控除 取得価額から15万円控除 取得価額から25万円控除 取得価額から35万円控除 取得価額から45万円控除

     

    中古車の自動車重量税が減税の対象になる場合

     

    自動車取得税と同様に中古車を購入したときにエコカー減税(自動車重量税)の対象となる車はあります。

     

    どのような車が自動車重量税の減税を受ける事ができるのかというと

     

    • 平成26年4月1日以降の新車新規登録時に免税を受けた自動車の初回継続検査(1回目の車検)の場合

     

    で以下の条件を満たしている自動車です。

     

    1. 平成26年4月1日から平成29年4月30日までの間に新車新規登録を受けて免税(非課税)になった車
    2. 平成29年5月1日から平成30年4月30日までの間に新車新規登録をうけて免税(非課税)になった車

      (乗用車については、平成17年排出ガス規制75%低減または平成30年排出ガス規制50%低減を満たしていてかつ、平成32年度燃費基準+40%以上を達成している車両に限ります。)

     

    エコカー減税 中古車新規
    出典:国土交通省 平成29年5月1日から平成30年4月30日までに継続検査、中古車の新規登録等を行う場合の税額表等 から

     

    これらの車の場合、1回目の車検時も自動車重量税が課税されることはありません。

     

    2の場合で新車新規登録時に「免税」を受けたが、平成32年度燃費基準+40%以上を達成していない車の場合はエコカー減税の適用はありません。

     

    しかし、本則税率(エコカー)に該当するので、通常の自動車重量税よりは税金の額が安くなります。

     

    車両重量

    車検2年 自家用

    エコカー減税適用

    エコカー減税なし

    免税※1

    エコカー

    本則税率

     

    エコカー以外

     

    右以外

    13年経過

    18年経過

    H28.3.31日まで H28.4.1日以降

    0.5トン以下

     

    免税

     

    5,000円 8,200円 10,800円 11,400円 12,600円

    1トンまで

    10,000円 16,400円 21,600円 22,800円 25,200円

    1.5トンまで

    15,000円 24,600円 32,400円 34,200円 37,800円

    2トンまで

    20,000円 32,800円 43,200円 45,600円 50,400円

    2.5トンまで

    25,000円 41,000円 54,000円 57,000円 63,000円

    3トンまで

    30,000円 49,200円 64,800円 68,400円 75,600円

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