将来、各国で日本車が売れなくなる?
日本車は世界でも評価されていて、海外の人でも好んで日本車に乗る人もいるくらいです。
一般社団法人日本自動車工業界で公開している、
日本車の輸出台数ですが、年間で約400万台以上です。
- 2013年 467万台
- 2014年 447万台
- 2015年 458万台
その他にも日本の自動車メーカーは現地に生産工場を構えていて、現地で生産した日本車を合わせると年間に1000万台以上になります。
そんな海外でも人気の日本車が将来、販売できなくなってしまうかも知れない暗いニュースを目にしました。
その理由は、ノルウェーをはじめイギリスやフランスなどヨーロッパで2040年までにガソリン・ディーゼル車の販売を禁止する方針を発表したことです。(ノルウェーは2025年までに)
そうなると、日本のガソリン車やディーゼル車、ハイブリッド車を販売・輸出できなくなってしまうと言うことです。
ヨーロッパで進むEV車
ガソリン・ディーゼル車の販売禁止して、どんな車を売るの?
そう思ってしまいます。
ヨーロッパではガソリン・ディーゼル車の代わりに「EV車」に転換する方針を打ち出しています。
なぜ、ヨーロッパでは2040年までにガソリン・ディーゼル車の販売を禁止すると言っているのかですが、現在、自動車産業は日本、アメリカ、ドイツに溝を空けられているのが現状です。
その打開策として、ヨーロッパでは「EV車」を広めるため、ガソリン・ディーゼル車の販売を禁止する方針なのです。
EV車とは
EVは「Electric Vehicle エレクトリックヴィーグル」 電気自動車のことです。
EVと書くと何のこと?と思ってしまうので、ここではEV車と書かせてもらいます。
このEV車はガソリンなどの燃料を一切使うことなく、電気で車を動かせます。
バッテリーに電気を蓄えて、そのエネルギーをモーターに運んで、モータを動かして車を動かす仕組みです。
EV車のメリット・デメリット
メリット
- 環境に優しい
- ランニングコストが良い
デメリット
- 自宅充電が必須
- 遠出に向かない
- 外出先での充電場所が少ない
- 車両価格が高い
- 一度に走れる距離がガソリン車などに比べると短い
EV車の最大のメリットはランニングコストが安いことだと思います。
1回の充電にかかる電気代は300円程で100キロ以上走ることができるので、ガソリン車と比べるとかなりお得です。
他にもエンジンオイルなどの消耗品などの定期的な交換の必要がないので経済的です。
悪いところは自宅充電が必要になるので、EV車の充電に必要な設備を付ける必要もあります。
車両価格も高く外出先での充電場所も少なく、遠出には向かないのがEV車です。
ノルウェーは新車の3割がEV車
ノルウェーでは、新車のうちプラグインハイブリッド車(PHEV)の割合が20%、EV車が17.5%とEV車の普及を促進している国です。
「単純に国がEV車を買ってね」と言うだけじゃ普及なんてしませんよね。
EV車を購入することで自動車登録税や消費税が免税になったり、高速道が無料、バス専用レーンの走行が可能になったりとかなりの優遇政策があります。
ノルウェーは税金が高いことで有名で自動車登録税は車種でも違いますがVWゴルフは75-125万円にもなります。
消費税も25%なので、それが免税になるのであればEV車を選ぶ理由もわかります。
海外で走っている日本車は将来、廃車されてしまう?
ノルウェーでは2025年までに100%排気ガスを排出しない車にすると目標を掲げています。
もし、本当に排出ガスを排出しない車しか走らせてはいけないと決まれば、今走っている日本のガソリン・ディーゼル車は廃車にしなければいけないということも考えられます。
フランスやイギリスも2040年以降ガソリン・ディーゼル車の販売を禁止すると言っています。
今現在、海外で走っている日本車のほとんどはEV車の普及とともに廃車になっていく運命なのかも知れません。