廃車にする車のパーツは宝の山!
ネットを使って車を査定してくれる業者って
車の廃車は無料で、需要のある車や状態の良い車は値段を付けて引き取ってくれます。
価値のある車が値段がつくのはわかりますが、車の廃車が無料っていうのはわからないですよね。
なぜ、車の廃車が無料かというとその理由は車のパーツやボディには価値があるからなんです。
車のパーツと言っても、車のシートからドア、エンジン、マフラーまで、
ありとあらゆるパーツに需要があります。
国内はもちろん、最近では海外のバイヤーが廃車になった車やパーツを見て、
「なんで、日本人はこんなきれいな車やパーツを捨てるんだ!」と言ったそうですよ。
ですから、日本で廃車にしている車は、
海外の人から見れば、まだまだ使えるものばかりなんです。
そのパーツを再利用したり、海外に輸出をして利益を上げているのが、
無料で車の廃車をしている業者さんになります。
日本車のパーツは何処に行く
某テレビ番組で自動車のリサイクル業者が特集されているのを見ました。
それによると、お客さんから引き取られた自動車は、鉄、パーツ、タイヤ、エアバックなど細かく選別されて、ロシアやカリブ海などの海外バイヤーがわざわざ日本にまで買い付けに来ていました。
ロシアでは自動車の9割が日本の車、しかも新車ではなくほとんどが中古車と紹介されていたので、日本の車のパーツはロシアではかなりの需要があるみたいです。
中古車のパーツっていくら位なの?
査定業者は自動車を無料で引き取るわけですから、ある程度の利益が見込めないと無料で廃車になんかしませんよね。
中古車から外されたパーツにはどれくらいの価値があるのでしょうか?ご紹介します。
- ボンネット2000円
- ハンドル2000円
- テールランプ1000円
- エンジン1万円〜7万円
- スクラップ鉄1万数千円
- タイヤ数千円〜
- ホーン100円
他にもマフラーやシート細かい備品も含めれば、自動車によって差があるかと思いますが、安く見積もっても5万円以上の価値があります。
特に性能が良いエンジンは高値で引き取られます。タイヤもスタッドレスタイヤなどは海外でも雪の多い地域では高値になるそうです。
ですから、無料で車の廃車を請け負っていても、パーツを売却するれば十分利益が出る仕組みになっています。
日本車のエンジンは製品が良い
日本では自動車は10万キロも走れば、買い換え時とされていますが、海外では日本で10万キロ走った車でもさらに10万キロ、20万キロと走ると紹介されていました。
リサイクルされているパーツの一覧
リサイクルパーツの一覧
外装 | バンパー・フロントグリル・ボンネット・フェンダー・ドア
ガラス・ライト |
---|---|
ミッション | オートマッチミッション・マニュアルミッション |
エンジン | エンジン・ラジエーター・ターボチャージャー |
内装 | ハンドル |
電装 | コンデンサー・セルモーター・コンピューター・エアバック
メーター・カーオーディオ・ホーン |
余談ですが、よく売れるのはホーンだそうです。途上国はインフラ整備が遅れているため、クラクションを頻繁に鳴らすそうですよ。