リサイクル部品って安全なのか?

ホイール

平成14年に「自動車リサイクル法」が施工されて車の廃車に関して色々なルールが取り決められました。

 

その中で「パーツに関するルール」も取り決められました。

 

解体業者には「廃車から使える部品を外してもう一度利用する状態にすること」と定められ廃車から回収される有能な部品を再利用を推薦しています。

 

廃車の処理手順

 

廃車される車はまず引取業者に引き渡され、フロン回収業者、解体業者、破砕業者でエアバッグ類、フロン類、エンジンなどのパーツ類、鉄などの資源に分類され再資源化処理されます。

 

リサイクル部品

 

解体された自動車から外したパーツなどはリサイクル部品と呼ばれています。

 

一概にリサイクル部品といっても「リユース部品と」「リビルト部品」に分類されます。

 

リユース部品

 

リユース部品とは取り外した部品に補修などは行わずに点検や洗浄を行い商品化されたものをいいます。

 

リビルト部品

 

取り外した部品を分解して劣化している部分を新品と交換して再度組立てした商品のことをいいます。

 

リサイクル部品

 

自動車補修用リサイクル部品の規格策定に関する研究会から引用


リサイクル部品の種類

リサイクル部品は自動車の補修部品として使われていますが、その種類は300種類以上あります。

 

代表的な部品は

リサイクル部品

外装部品

バンパー、フェンダー、ランプ、ドア、ガラス、ボンネット、トランク、グリル、ヘッドライト、テールライト

機能部品

エンジン、ドライブシャフト、足回り部品、トランスミッション(AT・MT)、噴射ポンプ、ターボチャージャー、デファレンシャルギア、ラック&ピニオン、ショックアブソーバー、ラジエーター、マフラー、パワーステアリングポンプ、ディストリビューター、フューエルタンク

電装部品

スターター、オルタネーター、エアコンプレッサー、コンデンサー、モーター、エアコン、エバポレーター

リサイクル部品の問題点

解体された車から外されたパーツを再利用することは製品の無駄使いをなくし環境にとっても非常に良いことです。

 

しかし、リサイクル部品を利用する側にとっては少なからずリスクはあります。

 

リサイクルパーツは点検や検査、修理などをしていますが使用状況によっては部品の状態にばらつきがあります。

 

運悪く粗悪なパーツにあたってしまうと修理したもののすぐに壊れてしまうことも考えられます。

 

ですから、利用者側はリサイクルパーツを使って修理をする場合、その後の故障などの修理費用はどちらが持つのか?きちんと契約の内容を聞いておく必要があります。

リサイクル部品の安全性のまとめ

リサイクル部品には一定のリスクはあるものの改めて商品として扱うには一定の基準をクリアしなければなりません。

 

一般社団法人日本自動車リサイクル部品協議会では、リサイクル部品について確認すべき項目として「品質検討基準」を定めてこの基準に合格したリサイクル部品の提供に取り組んでいます。

 

近年はリサイクル協議会で定めた品質・保証基準に基づいて商品化されたリサイクルパーツについては「品質・保証認証シール」が貼られて部品の信頼性を担保する取り組みも行われています。

 

品質基準シール

 

このシールが貼られている部品は品質基準をクリアしているので、リサイクル部品だから壊れやすいということはなく安全です。

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